起業するにあたって、何を準備しなければならないでしょうか?
やるべきことはたくさんあるように思えますが、ただ漠然と考えていても、起業することはできません。
あなたが現在企業にお勤めと仮定して、例えば半年後、次のボーナス、再来月・・・期限を切ってみるのも良いかもしれません。
まずは、必要となるマストアイテム10をご紹介します。
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1. ビジネスプランをつくる
最低限これがないと・・・という意味では、ビジネスプランです。
ビジネスプランとは、どんな起業をするか?という事業計画です。ですから、開業する前に、まず計画する必要があるのが、ビジネスプランといえます。
あなたの得意とすることは何か?
どんなことに幸せを感じるか?そういったことからまずは考えて、書き出してみましょう。
そこが原点となり、同じようなサービスを展開している企業はないか?リサーチをします。
他の地域(都心、外国など)には存在するが、自分の地域にはないもの、なども良いでしょう。
それらを書き出してみて、一つの軸をつくり、自社のビジョン、ミッション、ターゲット顧客、財務計画などを徐々に明確にしていきます。
まずは、漠然としていてもかまわないと思います。
ざっくりとでもよいので、事業計画を立てましょう。
2.会社の事務所、本社を決めよう
自宅を本社、事務所、作業スペースにするという方も多いと思います。私も起業して10年以上になりますが、自宅を会社の所在地として登記していますし、それで不便はありません。
しかし、お客様が訪問したり、打ち合わせに訪れたりする人が多い場合は、事務所が必要となってきます。
また、女性の起業の場合などは、自宅をオープンにしたくない場合も多いでしょう。
そういった場合は、バーチャルオフィスを利用するのもおすすめです。
最近では月額数千円で登記はもちろん、銀行の法人口座も作成できるバーチャルオフィスが多く、会議室も利用できるものも増えてきました。
3. 税務・法務を相談できる専門家とつながる
開業には、税務的な届け出や手続き、法律的な届け出や手続きが必要です。
起業をするとなれば、法人も視野に入ります。法人でないと参加できない仕事などもあります。
法人化スタートとなれば法務局で設立登記をしますが、専門家である司法書士の力を借りる必要があります。
その他、税務の専門家である税理士、従業員を雇用するのであれば社会保険労務士、サービス提供にあたり契約書を作成する場面では弁護士などの専門家に相談することも必要です。
ただし、無料相談をしてくれるとは限りません。弁護士などは弁護士会で相談費用が決まっています。
しかしお金が無いからといって、契約書のひな型などを、インターネットからコピー&ペーストするだけでは心もとないので、専門家の適切な助言を求めることも必要です。
また、身近に専門家がいない場合などは、個人事業主からでも、オンラインで開業手続をすることも可能です。
4. 会計ソフトを決める
実際に事業が動き出すと、経費や売り上げの管理をすることが必要となってきます。
税務申告のためにももちろん必要ですが、自分の会社がきちんと成長しているかどうかを把握するためにも、財務・税務の管理には会計ソフトが必要です。
最近はクラウド上で動くサービスが普及していますので、利用すると、外出先でも経費の入力がいつでもどこでもできますので便利です。
2の段階で税理士さんの事務所とつながりができれば、そこでお勧めする会計ソフトを導入することもできます。
個人的な経験から言えば、開業前から税理士事務所に相談し、アドバイスを受けると何かとメリットが大きいと思いますので、おすすめします。
5. 顧客管理ツール
顧客管理ツールとは、自社のお客様を管理するためのツールです。
CRMなどともいわれます。CRMとは”Customer Relationship Management”の略です。
日本語にすると”顧客 関係 管理” となります。
MA(マーケティング・オートメーション)ツールと連動させると、ウェブサイトに訪問したリード(見込み客)や顧客の情報や行動履歴などを管理できます。
そして、メールを自動で送信したりすることも可能です。
これらのツールを使いこなせれば、見込み客や既存の顧客との関係性を維持・管理し、良好な関係を構築・促進することが可能となります。
最初から必要かどうかはビジネスの内容にもよりますが、自社の規模にあわせた、利用しやすい適切なツールを選びましょう。
6. マーケティング 営業用の資料を作成・準備する
自社で提供する商品やサービスが決まったら、それらをアピールし、多くの人に知ってもらわなければなりません。
多くの人に知ってもらうためには、複雑な内容であっても理解しやすい、マーケティング資料、営業用の資料を作成しましょう。
具体的にはパワーポイントの資料や、チラシ、フライヤーやパンフレット、ウェブサイトなどを作成するのがオススメです。
知人や家族に見てもらい、分かりやすいかどうか?分かりにくい部分を指摘してもらう、というのもお勧めです。
7. ウェブサイト メールアドレス SNS
インターネット上で自社の存在や、サービス、商品をアピールするために、ウェブサイト(ホームページ)を作成しましょう。また、ウェブサイトやメールアドレスに、自社のドメインがあるのが普通です。
法人登記していると利用できる.co.jpや.or.jpなどは、信用度が高いドメインとみられることが多いです。
そして、スキルがあれば自分でWordPressとレンタルサーバーでウェブサイトを作成してみましょう。
自社の情報やサービス、商品などを掲載し、情報を発信していくことで、存在がPRでき、効果的なマーケティングを行う基礎ができます。
そのほかに、余裕があれば、SNSのアカウントを作成しましょう。
個人のアカウントとは別にビジネス用のSNSアカウントを作成し、活用することで、商品やサービスをアピールすることができます。
ウェブサイトと連動し、情報を発信しましょう。
8. 社長の名刺 クリアフォルダー
自社をアピールするためには、社長自身の名刺が必要です。
オシャレで会社のカラーや方向性が分かりやすい、オリジナルなデザインの名刺を作成しましょう。
とはいえ、奇抜な名刺をつくる必要はありません。
自分の写真や似顔絵を入れる会社もあります。
6で作ったウェブサイトのURLや、メールアドレス、SNSのアカウントなども入れましょう。
QRコードを名刺に印刷しておくと、スマートフォンのカメラで簡単にアクセスしてもらうことができるので、お勧めです。
もし話が合えばですが、メールマガジンやニュースレターをあらかじめ発行するURLをQRコードで印刷しておき、その場で登録をお願いしてみるのも良いかもしれません。
予算があるなら、自社のロゴや社名が入ったクリアフォルダーに入れた資料をお渡しすると、効果があると思います。
9. 事務用品 パソコン 複合機
開業後に必要となってくる事務用品も忘れずに揃えておきましょう。
ノートパソコンなら営業でのプレゼンテーションや、打ち合わせに持っていくこともできます。
パソコンは起業当初は安く抑えたいのであれば、中古を使うのも一つの手でしょう。
とくに、複数台のパソコンを揃えるとなると、コスパが良いと思います。
その他、プリンターやコピー機、スキャナーやそれらをあわせた複合機などがあると便利です。
ただし、複合機は購入するとなると高価なので、一般的にはリースで契約することが多いです。
コピー機は開業当初はコンビニでコピーするのも手ですが、いずれは必要となってくるので、月額費用を抑えることができるサービスを契約するのが良いでしょう。 10. 大口顧客情報
リード獲得のために大口顧客情報を集めておきましょう。その情報をもとに、セールス活動を行いましょう。