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店舗型ビジネスにおける開業場所の選び方・決め方のポイント

      2016/11/27

店舗型ビジネスにおける開業場所の選び方・決め方のポイント

飲食業・美容院・各医院などのお客様に来客していただく必要がある店舗型ビジネスにおいて、

店舗の立地はビジネスの成功のカギを握る生命線とも言えます。

立地選びは多くの資金が必要となるため、

失敗したからすぐに移るということができません。

そのため、立地選びを失敗したため廃業に追い込まれたということにならないように、

店舗型ビジネスにおける開業場所の選び方・決め方の手順とポイントを解説します。

 

 

店舗型ビジネスにおける開業場所の選び方の手順

 

既に起業する場所や物件を決めているという方を除き、

一般的に以下の手順で開業場所や物件を選びます。

 

①家賃や敷金・礼金について上限となる予算を決める

 

②自宅からの距離を考慮して大まかな起業地区の選定する

 (例:自宅が大阪市内のため大阪市を選定etc)

 

③大まかな起業地区からインターネットで人口や坪単価の相場を調べて、起業する地区を絞り、複数の候補地を選定する

 (例:都島区と旭区を候補に選定、京橋駅や梅田駅など駅周辺を候補に選定etc)

 

④候補地の物件について、インターネットで調べたり、不動屋さんに直接問い合わせて紹介してもらい候補となる物件を選定する

 

⑤候補となる物件の周辺について実際に歩き回り、人通りの多さ・大型商業施設などの、集客施設の有無や競合となる店舗がどれくらいかなどを調査する

 

⑥上記の手順で「これだっ!!」という物件が見つかれば、事業コンセプトと立地が合致しているかを確認する

 

⑦起業スケジュールをもとに融資の結果まで仮契約は可能かなど、物件を管理する不動屋さんと交渉を行い物件を確保をする

 

店舗型ビジネスにおける開業場所の選び方のポイント

 

①家賃や敷金・礼金について上限となる予算を決める

まずは上限となる予算を決めましょう。

 

実際に開業場所選びをスタートすると、

良い立地・良い物件ばかりに目がいってしまい、

賃料や敷金・礼金の金額が自身の資金力に比べて、

高額すぎる物件を選んでしまうおそれがあります。

 

敷金・礼金は一時的な支出で済みますが、

賃料や管理費は毎月ずっと払わないといけないので、

少なくて済むのならそれに越したことはありません。

 

基本的に集客力の基になる「人通り」と「賃料」は比例します。

 

そして、人通りと賃料が事業形態に見合うことが大事になります。

 

例えば一人で起業し従業員を雇わずスタートするのに、

人通りが多い良い立地で賃料もすごく高い物件を借りた場合には、

入店されたお客様の対応が間に合わず、

高い賃料が捨て金になるのは分かりますよね。

 

そこで、ご自身の事業方針・事業形態に見合った賃料を考え、

予算の上限を決めること大事になります。

 

②自宅からの距離を考慮して大まかな起業地区の選定する

毎日の職場になるのですから、

時間的にも通勤費などの面でも近いに越したことはありません。

 

また、ご自宅から近い場所は土地勘があるため、

少なからずその場所が人通りがあるかどうか、

大型商業施設などの集客施設の有無や競合となる店舗がどれくらいか、

などの情報が把握しやすく、

以降の開業場所の選びの手順の時間的な省略にもつながります。

 

③大まかな起業地区からインターネットで人口や坪単価の相場を調べて、起業する地区を絞り、複数の候補地を選定する

ほとんどの地区では、インターネットを利用して「各市区町村名 人口」

といったキーワードなどで検索すると、

人口や年齢別人口などの情報が容易に入手できます。

 

単に人口が多いだけでなく、

年齢別人口を見てターゲットとなる客層が多いかどうかも検討してください。

 

また、オフィス地域については、

居住者は少ないものの平日昼間の人口が多く、

土日祝日は閑散とするなど、

その地域が主にオフィス地域なのか住宅街なのかなど、

地域の特性も考慮する必要があります。

 

これらを踏まえた上で、

各地区の貸店舗の坪単価相場と比較して候補地を絞るなど、

ご自身の事業内容に照らし合わせて、

「ここは成功するぞ」と確信の持てる複数の候補地を見つけ出してください。

 

④候補地の物件について、インターネットで調べたり、不動屋さんに直接問い合わせて紹介してもらい候補となる物件を選定する

いきなり不動産屋さんに行く前に、まずはインターネットで物件を探しましょう。

 

先にインターネットで物件探しを行うことで、

その地域の相場観が身につくため、

不動屋さんで物件を紹介してもらった場合にも、

それが割高か割安かの判断が可能になるためです。

 

不動屋さんによりけりでしょうが、

必ずしも良い物件を勧めてくるわけではありません。

 

放っておいても借り手がつくような良物件は勧めず、

なかなか借り手が見つからないような物件を勧めるような不動屋さんもありますので、

自分で相場観や判断基準を持つのは必要があります。

 

物件自体については、

間取り・窓の方向・電気の容量・給排水設備・天井の高さ・看板の設置場所などを、

確認する必要があります。

 

⑤候補となる物件の周辺について実際に歩き回り、人通りの多さ・大型商業施設などの集客施設の有無や競合となる店舗がどれくらいかなどを調査する

時間が許すなら、

昼間と夜間や、平日と土日祝日など何回か歩き回り、

人通りの多さを確認する方が望ましいです。

 

歩き回る範囲となる商圏は、

徒歩圏 500m,自転車圏 1,000m,自動車圏 3,000m 程度を目安に、

ご自身の事業に照らし合わせて判断してください。

 

繁華街などの場合には、

駅やメインの通りからの距離などが商圏を考える中心となるケースもあります。

 

なお、一般的な集客力の高い人通りは、

駅前や生活道路に面している、スーパーマーケットの前などが挙げられます。

 

また、競合店舗が商圏にある場合は、

競合店舗がない場合に比べて新規客の獲得が困難になったり、

価格競争になったりする場合もありますので、慎重な判断が必要となります。

 

⑥上記の手順で「これだっ!!」という物件が見つかれば、事業コンセプトと立地が合致しているかを確認する

ターゲットとしている客層や価格帯など事業コンセプトと、

立地が整合しているか再度確認してください。

 

どんなに素晴らしい立地でも、

事業コンセプトとかみ合わなければまったく意味がありません。

 

例えば、オフィス地域に訪問介護ビジネスで起業するなど、

どんなに人通りが多くてもターゲットとなる老人が居住していないので、

ビジネスとして成り立たないのは明白ですね。

 

⑦起業スケジュールをもとに融資の結果まで仮契約は可能かなど、物件を管理する不動屋さんと交渉を行い物件を確保をする

仮契約でおさえることが可能かどうかは、

不動産屋さんとの交渉次第になります。

 

物件確保からオープンまでをいかにスピーディに終わらせるかが重要となります。

 

 

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