
独立開業の流れと注意点
会社員の方が独立開業を考えている場合、最初の課題は現在、勤めている会社を辞めるかどうかではないでしょうか。
この記事では、独立開業までの全体的な流れと注意点をまとめて紹介します。
1.勤めている会社をやめる前の準備
仕事を辞めることは簡単ではありません。
しかし独立開業を本気で考えている場合には、やがて勤めている会社を辞めることを決断する必要があるでしょう。
その場合、会社を辞める前に以下の準備を行うことが大切です。
・貯金を増やす
・事業計画を練る
・資格を取得する
・将来のライフプランを検討する
まずは、このような点についてじっくりと検討する時間が必要です。
大丈夫かと思いますが、思い付きで辞めてしまう、などということがないようにしましょう。
2.独立開業の事業構想段階
独立開業とは、自分自身が起業し自立して事業を行うことですから、何事も自分で考え、自分で策定したビジネスプランが欠かせません。
辞める前にしっかりした事業構想を策定する事案を作りましょう。
・自己分析をしてみる
あなた自身が何に向いているか、向いていないか、自己を分析してみましょう。
最近では色々なウェブサイトで自己の傾向を分析できるようです。きっと役立つことでしょう。
・アイデアのアンテナ
アイデアというものは、色々なところに転がっており、様々なタイミングでひらめきます。
最初の事業プランをぼんやりと構想しはじめた段階で、あなたの意識上にアンテナが立ちます。
そして、あなたはその分野での更なる情報をキャッチしやすくなります。
すなわち、ぼんやりとした構想段階から数か月たつと、最初の事業プランは、アンテナがキャッチした情報や、あなたの更なるアイデアが加わり、ブラッシュアップされます。
・ビジネスプランの資金計画
事業の構想は、例えば商品であったりサービスであったり、様々かと思いますが、例えば金額を決めてみましょう。
その商品を、その金額で何人に、どれだけ販売すれば、売り上げはいくらになるのか。
そして、その商品を製造し、あるいは仕入れをし、保管し、販売し、配送するのにかかる費用はいくらか。
そのために必要な経費はいくらか。人を雇用する、またはあなたが欲しい報酬はいくらか。
そのようなことを表計算ソフトなどを使い、ざっくりとでもいいので計画してみましょう。
そうすれば、必要な資金がわかり、資金計画が立てられます。
・販売戦略
どうすれば、多くの人に販売できるのでしょうか。
どうすれば、繰り返し購入してもらえるのでしょうか。
そのためには、流通はどうすればよいのでしょうか。
営業マンを雇わずに販売する方法はないのでしょうか?
こちらもざっくりとでもいいので計画してみましょう。
・広告戦略
多くの人に知ってもらうためにはどうするのが良いでしょうか。
無料で商品・サービスを広める方法はあるのでしょうか?
商品やサービスによって、適した広告戦略があると思います。
ざっくりとでいいので、戦略を策定してみましょう。
3.会社を辞めて事業を立ち上げるまで
事業計画や資金計画、販売戦略、広告戦略などがまとまれば、退社する日を決め、行動に移しましょう。
辞める前には、クレジットカードを準備することも忘れずに!
4.まとめ
独立開業を考える際には、あらかじめ計画を立て、自分のビジネスをアイデアや目的に沿って造り上げなければなりません。
しかし、自己分析をしたり、アイデアを書き留めたり、一番楽しい時間といえるかもしれません。
何事も、準備が大事です。会社を辞める前、事業構想段階に入ってからも、何回も何回も、慎重に検討してみてください。
そして万全の準備を整え、人生の大きなチャレンジと捉え、前向きな態度で挑戦していきましょう。